中部圏の9県と名古屋市で構成する中部圏知事会議が10日、福井市内のホテルで開かれ、雇用対策に関する政策提案を決めた。また国に対し農村地域への防災対策の推進や北陸新幹線の早期全線建設などを求める提言事項もまとめた。富山、石川、福井、長野、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀の9県と名古屋市が参加。雇用対策が主要議題となった。西川一誠知事は若者が正規雇用の前に就業体験をする県の「若者就業チャレンジ事業」について紹介、「国としても若者の雇用についてきっちり対応してほしい」と要望した。政策提案には若者の就業支援のほか雇用基金事業と雇用安定助成金の拡充が盛り込まれた。今後、各県が国への要望に盛り込んでいくという。
8月11日16時51分配信 毎日新聞