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雇用調査関連ニュース018

<若年者雇用>自身の収入のみで生計 非正社員は3割

 過去3年間にフリーターを正社員として採用した企業は1割強にとどまったことが、厚生労働省の09年「若年者雇用実態調査」で分かった。過去1年間の採用状況を聞いた04年の調査時と同水準で、フリーターの厳しい雇用環境に変化がないことが明らかになった。調査は昨年10月に実施し、9457事業所から回答を得た。06年10月〜09年9月に48%の事業所で正社員を採用する予定があったが、フリーターを採用したのは11.6%だった。

 採用に関するフリーターへの評価は「マイナス評価」が18.5%だったのに対し、「ほとんど影響しない」が73.8%。04年の調査ではマイナス評価が30.3%もあり、偏見自体は薄れたものの、実際の雇用には結びついていない。一方、15〜34歳の若年労働者1万5124人に実施した調査では、生計の一部を親の収入に頼っているのは正社員が28.3%に対し、非正社員では34.8%に上った。自身の収入のみで生計を立てているのは正社員が51.6%、非正社員は30.3%で、格差が浮き彫りになった。

毎日新聞 9月2日(木)20時40分配信

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